2014年2月15日土曜日

【トランの歴史】



※タイに最初に天然ゴムを持ち込んだシム・ビー氏。出所:The Phuket News


 トランは伝承によればかつてマレーの王朝に支配されており、交易が栄え商船の到着が朝方であったことからマレー語で夜明けを意味する”トラン”と名付けられたそうです。商業都市として栄えたことから、現在も海外にルーツを持つ中華系の移民が多く、街の随所に中華圏の影響が見て取れます。また欧州の影響も受けており、16世紀頃を起源とする中国、ポルトガル折衷の建築様式も散見されます。


 1899年、シム・ビー氏(中国名)がマレーシア産の天然ゴムの木をトランに持ち込んでから、タイでは南タイを中心に天然ゴム産業が急成長し、現在同国は世界最大の生産国として確固たる地位を築いています。南タイでは2000年代前半以降、天然ゴム価格上昇などで所得が上昇しており(※)、近隣諸国や東北部から出稼ぎ労働者が来るなどタイでは比較的豊かな地域となっています。中でもトランはタイで最初にゴムの木が植えられた土地ということで、天然ゴム産業が最も盛んな地域の一つです。

 
 近年、東南アジアは目覚しい経済成長を遂げていますがトランも例外ではなく、所得上昇、政府補助で自動車の保有台数が大幅に増加しており、巨大な駐車場を併設したRobinsonBigCといったそれまでなかった大型のショッピングセンターが相次ぎ進出してきています。また、最近は若者が集まるカフェ都会風のビアガーデンも相次いでオープンしており、新興国のダイナミズムを肌で実感できます。(私が来たときは1-2件くらいししかありませんでしたが、今はそこらじゅうにあります。)


 このように近年、近代化の影響を強く受けているわけですが、トランにはまだまだ昔ながらのタイ又はトランでしか見ることの出来ない独特の風情も残していますので、本ブログではそういう点にも少し触れていきたいと思います。


(※)2014年現在は天然ゴム価格の下落により非常に厳しい状態です。



【タイで最初に植えられたのゴムの木&解説。】
タイで最初のゴムの木。全てはここから始まったと考えると感慨深い。


【天然ゴム農園】


【ゴム農家とパーム椰子の農園】
天然ゴム以外の農産物も栽培されています。オイルの原料になるのだそう。



【関連リンク・出所】
<タイ国政府観光庁>
http://www.thailandtravel.or.jp/area/trang.html
<トラン:非公式英語サイト>
http://www.tourismthailand.org/Where-to-Go/Trang
<Wikipedia:トラン>
http://en.wikipedia.org/wiki/Trang_Province



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